エラ張り、顔の歪みの原因と改善法
顎まわりを歪ませる大きな原因は、歯を噛みしめる「食いしばり」。口を閉じたとき、上下の歯は離れているのがふつう。ただ、集中したり、ストレスがかかると、無意識のうちに触れ合わせてしまう。これを、「食いしばり」と呼びます。
咬筋(こうきん)とは?
顔のエラの部分にある筋肉で、食事、会話、あくびなど顎を動かすときに使う筋肉です。特に硬いものを食べたり、歯を食いしばる癖や就寝中の歯ぎしりが頻繁にある方は、無意識のうちにこの咬筋を鍛えてしまっている可能性があります。咬筋が発達していることがエラ張りの原因になっているケースも多くあります。また、咬筋は衰えにくい筋肉でもあるため、一度発達してしまうとなかなか小さくなりにくいのです。日常生活で咬筋が異常に発達することはありませんが、実はほとんどの人が知らないうちに、咬筋を発達させる行為をしています。
歯ぎしりと食いしばり
約8割の人が寝ている間に歯ぎしり、食いしばりをしていると言われています。
歯ぎしり |
歯を噛み左右にギリギリ動かすこと |
食いしばり |
歯をぐっと強く噛むこと |
タッピング |
歯をカチカチ当てること |
寝ている間にする食いしばりは、自分の体重の3倍もの力が加わっていると言われています。70kgの男性だと210kgも歯と顎に力が加わっていることになります。
食いしばりの原因
- ストレス
- 瞬発的に力を出すようなスポーツ
- 何かに集中しているとき
- 噛み合わせ
食いしばりや歯ぎしりのクセがある方は要注意!!
歯のすり減りやヒビ割れが多い |
そのまま放置していると、歯がその力に耐えきれずに割れてしまったり、欠けて知覚過敏の症状を引き起こしてしまうケースもあります。 |
歯周病になりやすい |
歯茎の血行が悪くなり、免疫力が低下すると、歯周病になりやすくなります。 |
口を大きく開けられないなど、顎関節症の症状がある |
左右のエラのはり方が違うと噛み合わせの悪さが疑われます。噛み合わせが悪いと、歯に均等のバランスで力が加わらないため、それに付属する筋肉もアンバランスに発達してしまいます。また、噛み合わせが悪いと、下あごの位置もどんどんズレてきてしまうため、 顎関節への負担が大きくなり、やがて顎関節症となってしまいます。 |
顎関節症の症状
- 口を大きく開けられない
- 顎に痛みを感じることがある
- 口を開けるとき、閉じるときにカクっと音がする
咬筋が硬くなると、どんな影響がある?
口角を上げて笑顔をつくる、頬を持ち上げる表情筋(大頬骨筋、小頬骨筋)と耳周りの筋肉(前耳介筋、後耳介筋、上耳介筋、など)や咬む筋肉(咬筋)は機能的に連結をしています。これらが劣化して硬くなると、咬筋(こうきん)が硬くなり、必要以上に発達し、エラ張りのもとに。老廃物が溜まり、むくみの原因にもなります。そしてたるみが起こる、頬の肉が下がるなど、ほうれい線がどんどん深くなってしまいます。また、咬筋のコリは、「口が開けにくい」「顎を動かすと音がする」といった症状がある顎関節症(がくかんせつしょう)の原因にもなります。
咬筋をほぐすことにより、以下の改善・予防にも効果があります。
- たるみ
- シワ
- ほうれい線
- 頭痛
- 耳鳴り
- むくみ
- 顎関節症
- 首、肩こり
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