自律神経とは
自律神経という神経は、内外からの情報や刺激に対して自動的に反応する神経で、本人の意志とは関係なく、呼吸・血液循環・体温調節・消化・排泄・生殖・免疫などの機能を無意識のうちに調節しています。そして自律神経は、交感神経と副交感神経という二つの神経からなっています。交感神経は、活動する神経、身体の働きを活発にします。副交感神経はその逆でリラックスする働きのある休む神経、身体を休めます。交感神経と副交感神経の働きが体内外のバランスを保っているのです。
禁忌のないフェイスマップマッサージやスカルプヘッドスパで頭から鼻嗅覚にアプローチするアロマオイルトリートメントや鍼灸や指圧、骨盤調整などで全身にアプローチし、体調や好みに合わせて患者さまとご相談の上、治療を行います。症状が一人ひとり違うように、その原因もまた一人ひとり違います。自律神経のバランスが乱れるのには、いろいろな原因が複雑にからみあっていると言われています。自立神経の乱れを整えるには、体質改善や生活習慣を見直すことが重要です。当院ではその日の体調や気分により治療を施しております。お客様のご希望に合う治療方法が、自立神経のバランスを取り戻すお手伝いをさせていただきます。
自律神経という神経は、内外からの情報や刺激に対して自動的に反応する神経で、本人の意志とは関係なく、呼吸・血液循環・体温調節・消化・排泄・生殖・免疫などの機能を無意識のうちに調節しています。そして自律神経は、交感神経と副交感神経という二つの神経からなっています。交感神経は、活動する神経、身体の働きを活発にします。副交感神経はその逆でリラックスする働きのある休む神経、身体を休めます。交感神経と副交感神経の働きが体内外のバランスを保っているのです。
自立神経失調症とは不規則な生活習慣や過度なストレスにより、体内バランスが乱れ、身体や心に様々な不調・症状が現れます。
・肉体的な慢性疲労
・ストレス過多
・性格(完璧主義や細かいことを気にしだすと止まらない、我慢強い性格など)
・睡眠不足や昼夜逆転などの生活リズムの崩れ
近年、更年期では男女ともにホルモンの分泌が減少するため、自律神経の乱れにつながり、様々な不調が現れることもあります。
頭…頭重感、頭痛、抜け毛が多い
目…目の痛みや、目の疲れ・渇きなど
耳…めまい、耳閉感、耳鳴りなど
口…口臭、唾液が少なくなる、口が乾くなど
のど…引っかかる感じ、食べ物を飲みこみづらいなど
心臓…動悸を感じる、脈が速い、胸が痛いなど
肺…息が吸いづらい、咳が出る、息苦しいなど
胃…吐気、胃痛、むかむか、食欲不振、胃もたれ
腸…腹鳴、お腹のはり、おならが良く出る、下痢、便秘、腹痛など
膀胱…残尿感、違和感、痛み、頻尿
手足…ほてり、むずむず感、冷え、しびれ、震え
皮膚…かゆみ、痛み、ほてりなど
筋肉・関節…ほてり、関節痛、肩こり、筋肉痛、筋肉の張りなど
全身…発汗、微熱、ほてり、だるい、倦怠感、冷えなど
精神…落ち込み、不安、イライラ、焦り、不眠、集中力が下がる、ゆううつ、感情の起伏が激しいなど
自律神経失調症の症状は変動が大きく、特にホルモンの影響を受けているとなると、再度辛い症状で悩んだり苦しんだりすることも多く、繰り返したり継続してしまう事で、うつ病や不安障害・パニック障害などのメンタルの不調をさらに併発したりしてしまう事も考えらるので注意が必要です。
更年期障害では、顔のほてりやのぼせといった身体症状に加え、不安感や意欲の低下、イライラなどが顕著に現れます。閉経に向かっている卵巣は女性ホルモンをうまく分泌することができずに、常に脳から指令をだしたままの状態になってしまい、その影響から自律神経のバランスを崩してしまうことが原因とせれています。特に、その時期の生活環境やストレスによるもの、その人が持っている性格などの要因が合わさって、更年期障害がひどくなってしまうことがあります。更年期障害と自律神経失調症には、密接な関係があるのです。
子供の頃からの、元々持っている体質に原因があります。自律神経の調節機能が乱れやすい体質のタイプです。 体力に自信がない虚弱体質の人や、低血圧の人に多く見られます。そのため病院で検査をしても特に異常が見つかりません。日常生活のストレスもあまり関係しません。このタイプの人は体質そのものに原因があります。体質を改善するために、食事、睡眠、運動、休息などの生活習慣を見直していくとよいでしよう。
心理的な影響が強いタイプです。自分の体調の変化に非常に敏感で、些細な精神的ストレスでも体調をくずしてしまいます。感受性が強く、精神状態に左右されやすいタイプです。感情の移り変わりが体に症状として現れます。
仕事や人間関係、日常生活のストレスが原因です。心と体の両面に症状があらわれます。自律神経失調症の中で、もっとも多いタイプです。几帳面で責任感が強いのまじめな性格の人がなりやすいです。
心身症型自律神経失調症がさらに進行するとこのタイプになります。やる気が起きない、気分がどんより沈んでいる、といった「うつ症状」が見られます。肉体的にも、頭痛、微熱、だるさ、食欲がない、不眠などの症状があらわれます。身体の症状の陰に精神的なうつも隠れているのですが、病院へ行っても、身体症状を改善するための対症療法しか受けられず、長い間、不快な症状に苦しむ人が多いようです。几帳面な性格や、完全主義のタイプが陥りやすいです。
「自律神経失調症」は、交感神経と副交感神経のバランスが崩れた「状態」をいいます。様々な症状によって、精神面や身体面がとても疲れている状態になっているにも関わらず、交感神経が緊張状態にあり、頑張ろうとして、いつしか本当にエネルギーをなくしてしまい、うつ病を併発させてしまうことは少なくありません。
「うつ病」は、精神障害の分類の一つである気分障害の一種です。精神面での落ち込みや不安が深くなっている「病気」です。このようにうつ病と自律神経失調症は違いはありますが、両方を併発しているケースも多いため、専門家の診断をお勧めします。
症状・タイプなどにより、身体と心の両面に働きかける治療、生活環境を整えるなど改善していく必要があります。鍼灸療法による科学的根拠や西洋医学の代替治療効果において、自律神経失調症などの神経系疾患に有効性があると、米国のNIH(国立衛生研究所)は発表されています。
さまざまな治療法やケア方法がありますが、効果は人により異なります。自分に適した改善法を見つけて身体のリズムを整え、ストレスと上手に付き合っていく方法を身につけていきましょう。